箱の破壊から空間の流動性へ

RATTENBURY ラッタンバリー

 

フランク・ロイド・ライトに直接教えを仰ぎ、元タリアセンアーキテクツ主席建築家・プランナーとして世界中で250以上のプロジェクトを手がけてきたジョン・ラッタンバリーの名前が付いた住宅。自然そのものである木・石・土という人が永らく寄り添ってきた質感の異なる素材を、見事なデザインによって融合させ、絶妙なバランスの中で一つにした佇まいが特徴。

Entrance
エントランス

 

素材を織り込むように仕上げられたエントランスは、住まう人、訪れる人を引きつけ、その扉の向こう側にある空間の存在を、無限の想像の中に誘います。昼には昼の陰影を感じ、夜には夜の質感を感じながら暮らしていく贅沢。外観を前にしたときの視点の中心に、この贅沢が存在します。

Entrance Hall
玄関ホール

 

玄関ホールに入っても、まだ室内が見えないのが物語の始まり。その始まりにふさわしい序章のような空気感と堂々とした存在感が、人生の様々なシーンを思い起こさせます。外観で感じとった木・石・土という素材感はそのままに、そこから流れていく光や風への期待感を創出するテイストが特徴です。

Living
リビング

 

本当の心地よさはどこにあるのか。そんな問いに、流れるような空間の連動性、デザインだけで答えてくれるリビング。風や光が流れるように空間を満たし、視線の先にある風景そのものを空間に取り入れるデザインは、住まう人の開放感と本当の心地よさを、静かに、そして常に実現してくれます。

Dining
ダイニング

 

半円状に配置された大きな窓の連続は、あたかも四季の表情を映し出すスクリーンのように。室内空間でありながら、外部の光、空気、温度を心地よく感じとり同化していくかのようなダイニングは、自然と一体になるデザインのコンセプトを、余すところなく感じとれる優しい場所だといえます。

Kitchen
キッチン

 

住まう人はもちろん、訪れた人までも自然に集うようなキッチン空間。リビングとの繋がりとダイニングへ向けられる意識は、空間の繋がりが、人の繋がりであることを佇まいだけで伝えてくれます。日常の中で刻まれる何気ない会話や一瞬が、豊かな住まいの充実感となっていくキッチンです。

Japanese Room
和室

 

シンプルな幾何学模様で表現された和室。フランク・ロイド・ライトは、日本の建築物に大きな影響を受けたとも言われ、自然という美しさから生まれた造形には、和室のデザインに共通する感性が存在しているのかもしれません。自然と融合する風情あふれる空間は、オーガニックハウスそのものともいえます。

Night View
夜景

 

デザインされた窓の位置を改めて感じ取ることができる夜景の佇まい。そこには、どれだけ開放感のある空間が広がるかを、はっきりと意識させてくれる浮き出るような存在感があります。影となった壁の意味、光となった窓のレイアウト。そのどれもが、自然の素材感を夜の表情に変え、人生の重厚さを包んでいきます。

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